アル・アンダルス=アラビア語

アル・アンダルス=アラビア語とは中世イベリアで八世紀初頭から十八世紀初頭まで使われたアラビア語の一変種である。

フスハーや古い時期のマグレブ=アラビア語が土台となっているが後述するようにロマンス語の影響が強い。

現在はほぼ完全な死語であるが、イベリア半島から逃れてきた人々の子孫がマグレブに居住しており、そのコミュニティでは細々と伝えられていること、又アンダルシアの伝統音楽では未だに使用されていることから厳密には死語とはいえない。

ウマイヤ朝のイベリア征服とイベリア半島全域を領土とする後ウマイヤ朝スペインの成立によりアラビア語がイベリア半島に根付くこととなった。

この時期にアラブ人支配層が使用していたアラビア語はフスハーであったと考えられている。

当初イベリア半島に入植したムスリムの数はアラビア人、ベルベル人合わせて40000人前後であり、イベリア全体の人口比からして微々たる物であった。

その後も新たな移民がマグリブから渡来したが、元々の住民との人口比の格差はなお大きかった。
update:2010年03月13日